院長ブログ

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2017.06.24更新

昨日、小林麻央さんが乳がんによって亡くなられたという報道がありました。
以前から具合が悪いことなどはわかっていましたが、ついにこの日が来たという感じがします。
心からご冥福を祈りつつ、(獣)医療に携わる人間として少し思うところがあったのでブログに書いてみます。

 

乳腺腫瘍は人間でも動物でも早期発見、早期治療で治る可能性がある腫瘍ですが、悪性度が高かったり発見が遅れたりすると命に関わる怖い病気です。
早期発見、早期治療できるように普段からチェックすることが大事かと考えます!!!


人間の場合は触診・マンモグラフィー・エコー検査などが重要ということですが、動物の場合はご家族による普段からの触診が非常に重要です。
腫瘤に気づいたら早期に動物病院に相談されることをお勧めいたします。
手術になることも多いと思いますが、必ず病理検査も実施して、悪性度の評価をキッチリすることも大事です。術後の抗がん剤治療が有効なこともあるからです。

また動物の場合では、乳腺腫瘍の予防として若いうちに避妊手術を行うということがとても効果的です。

犬、猫、ウサギでは一般的にもよく知られた話だと思うので、子供を作る予定のない女の子を飼われている方は是非前向きにご検討いただければと思います。

 

動物の腫瘍を診察していていつも思うことなのですが、人間の腫瘍の話を聞いて再確認したので書いてみました。最後までお読みいただき有難うございました。

投稿者: 西京極どうぶつ病院

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