院長ブログ

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2010.10.23更新

今日の午前中、ちょっと予想外な出来事でビックリしたことがありました。
実は、昨日の朝イチで来院した出産間近のパピヨンが嘔吐や食欲廃絶を主訴にグッタリな状況で来院されており、検査にて5匹妊娠しており、低血糖、低カルシウム血症、低蛋白などの栄養不良状況がみられました。
予定日まではまだ4~5日はあるという状況だったため、入院下にて集中的な治療を開始し、夕方には少し状態がよくなってきていたので安心していました。患者様の都合もあって一晩お預かりする事となり、元気になっていたらお返しするつもりであった今朝、気付いたら一匹目が無事に生まれていました。その後、お昼過ぎまでに無事5匹を出産し、一生懸命子犬の面倒を見てくれていました。
母体の状況はまだまだ万全とは言えませんが、しっかりと栄養を取ったり、場合によっては人工哺乳でサポートしてもらう事によって母子共に元気になってくれればと願っています!!!

予定日より少し早かったせいもあってビックリしましたが、具合の悪かった子が元気になって無事出産までしてくれたという出来事に、朝から感動してしまいました。獣医師冥利に尽きる出来事だったかと思います。

昨夜は仕事が終わってからKyotoARのカンファレンス(勉強会)に参加し、神経疾患の勉強をしてきました。
中でも、KyotoARの過去1年弱の症例分析は非常に興味深く、日常遭遇する神経疾患の現状をより詳しく知ることができると共に、これからも見逃さないように注意深く診療しなければと思いました。
トピックスとして、最近話題のウェルシュ・コーギーの変性性脊髄症や中高齢のミニチュアダックスフンドの環軸椎亜脱臼についてのお話がありました。前者は以前、私も学会発表した病気で、これから診断されるケースが増えてくるのだと思っています。

疲れることも多い仕事ですが、今朝のような頑張った結果にみられる出来事を経験できるのがこのお仕事の醍醐味だと思っています。これからももっともっと頑張っていきたいと思います!!!

投稿者: 西京極どうぶつ病院

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