今日の手術は猫の去勢手術だったのですが、猫ではかなり珍しい「潜在精巣(陰睾)」という陰嚢の中まで精巣が降りてきていない状況でした。精巣というのは胎生期はおなかの中にあるのですが、生まれる前後(動物種により異なる)に陰嚢の中にまで下降してくるものなのです。今回のネコちゃんは鼠径部近くまで降りてきていたものの開腹してのアプローチが必要な状況でした。去勢手術としてはちょっと大変な手術になりますが、大きな問題もなく無事に終わってホッとしています。
昨日の京都新聞に「京都府動物愛護センター 子犬譲渡会」についての記事が載っていました。
この記事によると2009年度京都府の愛護センターに持ち込まれた犬は424匹、猫は2413匹で、そのうちもらい手が見つかったのが犬123匹、猫39匹ということです。まだまだ問題は多そうですが、「昔よりもずいぶん減っている」とか、「子犬のもらい手は抽選になるくらい人気」とか、「成犬を引き取ってくれる人も増えている」とか明るい内容もありました。
不幸な動物を減らしていける社会作りを考えていかねばと思う今日この頃です。








