院長ブログ

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2008.03.11更新

Dscf2009_3 土曜日の夜、外陰部より排膿のある生後1年以内の猫が来院しました。
元気・食欲はあるものの、外陰部から白いオリモノを排出しているとのことでした。
血液検査では、白血球の上昇
エコー検査では、子宮の腫大がみられ、膀胱には問題がなかったこと
などから、子宮疾患の可能性を強く疑いました

飼い主さんに状況を説明し、同日手術(卵巣子宮全摘出術)を行なう事にいたしました。
術中写真は添付の通りで、肥厚した子宮壁とやや腫大気味の卵巣が見られました。子宮の拡張(蓄膿症)はありませんでしたが、子宮内腔には膿らしき分泌物が見られました。

開放型の子宮疾患だったため飼い主さんが早期に気付いて来院され、
こちらも早期診断、早期治療ができたために大事には至らずにすみました。

子宮疾患は中高齢の犬で多いイメージがありますが、若齢の場合や猫、ウサギ、ハムスターでの発生もあります。避妊手術をしていない子達は要注意です!!!
今回のようにうまく治療できれば完治する病気ですが、発見が遅れると腹膜炎や急性腎不全、多臓器不全なども引き起こす大変怖い病気です。

飼い主の皆さんには、動物の様子を細かく観察していただければと思います。

投稿者: 西京極どうぶつ病院

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